サーフスケートおすすめ5選と選び方【スケートショップ店主が正直に比較】
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こんにちは。石川県でスケートショップ「LINKUP」をやっている店主のイッタです。スケート歴15年以上、お店を始めて9年。
スケートボードショップ&スケートパークを運営しながら、スケートボードのルーツでもあるサーフィンにものめり込んでます。
サーフィンのオフトレの為に始めたサーフスケートにもはまり、サーフスケートのデッキやベアリングを自分のブランドで作っています。
「サーフスケートを始めたいけど、どれを買えばいいかわからない」
お店でもInstagramのDMでも、一番多く頂く質問です。CarverにYOW、Smoothstar、Woody Press・・・調べるほど分からなくなるジャンルなので、この記事ではショップ店主として正直に整理します。
先に言っておくと、当店はStation TripleSトラックと自社コンプリートを扱っています。ただ、この記事では「うちの商品が一番」とは書きません。目的によって最適解が違うのがサーフスケートなので、他社ブランドが合う人にはそう書きます。
ただ、「自分が本当に良いと思う物」を販売させて頂いてるのも事実です🙏
⏱ 先に結論(目的別の最適解)
・とにかく安く試したい → Woody Press(1〜2万円台)
・サーフィンのオフトレが目的 → Carver(CX)、 Smoothstar、Station TripleS
・カービングの気持ちよさ→ Station TripleS(当店取扱い)
・低速・フラットな場所でサーフィンの動きを練習したい → YOW、Station TripleS
サーフスケートとは(普通のスケボーとの違い)
フロントトラックが大きく可動して、地面を蹴らなくても体重移動だけで進めるスケートボードです。サーフィンのターンにかなり近い動きができるので、サーファーの陸トレ用として広まりました。今は「乗り物として気持ちいいから」と、陸だけで楽しむ人もどんどん増えています。当店のお客様も、30〜50代で始める方が一番多いです。
選び方の3つの軸
軸1: トラックの可動タイプ
スプリング式(YOWなど)は可動域が大きく、深く倒し込めます。そのぶん動きが柔らかく、反発は弱め。倒した分だけ流れるような独特のクセがあるので、プッシュとターンに慣れてからの方が持ち味を引き出せます。
ラバーブッシュ式(Carver CX、Station TripleSなど)は動きが素直で、安定と可動のバランス型。初めての一台から長く乗り込む一台まで対応できます。ブッシュ(トラック内のゴムパーツ)を交換すれば硬さを体重や好みに合わせて調整できるのも、この方式の強みです。

※図は仕組みのイメージです。スイング式はフロントのアームごと左右に振れてスプリングで戻る構造、ブッシュ式はゴムの弾力で傾いて戻る構造。踏み込んだ時の「戻され方」が根本的に違います。
軸2: 予算
| 価格帯 | 代表格 | こんな人に |
|---|---|---|
| 1〜2万円台 | Woody Press | 続くか分からないので、まず試したい |
| 3〜4万円台 | Carver TRITON(入門ライン) | 有名ブランドを予算を抑えて |
| 4〜5万円台 | LINKUPコンプリート(¥47,500〜)/ YOW(¥49,500〜) | パーツ精度と耐久性が一段上。本格的に始める |
| 5〜7万円台 | Carver CX系 / Smoothstar | 定番ブランドの上位モデル |
軸3: 体格
体重がある方(目安75kg以上)は、ブッシュやスプリングの硬さを調整できるモデルを選ぶと失敗しにくいです。標準セッティングは60kg台を想定していることが多いので、そのままだと「グラグラして怖い」となりがちです。身長・体重別の詳しい選び方はデッキの選び方ガイドにまとめてあります。
ブランド別の正直な比較
Woody Press ─ 最初の一台の定番
1〜2万円台で買える入門価格帯。「サーフスケートの動き自体が自分に合うか」を確かめるには十分です。長く乗るとパーツの精度に物足りなさが出てくるので、ハマったら買い替え前提と考えるのが正直なところです。
Carver ─ サーフスケートの元祖
このジャンルを作ったブランドで、サーファーからの信頼が一番厚い存在。特にCXトラックは安定と可動のバランスが良く、初めての方にも扱いやすい鉄板です。世界中で乗られているだけのことはあります。近年は上位モデルが6〜7万円台と高くなりましたが、入門ラインのTRITONなら3〜4万円台からあります。
YOW ─ 低速・フラットでのオフトレに最適
スプリング式の代表格。トラックの可動域が大きく、スピードを出さなくても、平らな場所でもサーフィンの体の使い方を再現しやすいのが強みです。広いパークや坂がなくても練習になるので、「近所の平地でオフトレしたい」サーファーには一番ハマります。
サーフィンで例えるなら、YOWはシングルフィンの感覚に近いです。体重をかけるとスッと傾いて、波に合わせて流すようなフロー感が気持ちいい。ミッドレングスのフロー感を練習したい時は、自分も今でもYOWに乗ります。
一方で、前方トラックがスイングトラックなので、踏みすぎると転んでしまいます。このスイングが苦手という方が多いのも事実で、そこが好みの分かれ目です。深く倒した時にスコンとノーズが抜ける感覚に怖さを感じた経験のある方は、次のブッシュ式が合うと思います。
Smoothstar ─ サーフトレーニング特化
「陸で波の練習をする」ことに振り切った設計。サーフィンの上達が最優先で、コーチや教材と合わせて練習したい人向けです。
Station TripleS + LINKUPコンプリート ─ 当店の答え
ここからは当店が惚れ込んで扱っている構成です。数あるトラックを乗り比べてきた中で、TripleSを選んだ理由ははっきりしています。(1年乗り込んだ詳しいレビューはStation TripleS 徹底レビューにまとめました)
Station TripleSを推す3つの理由
1. YOWぐらい曲がるのに、安定している
フロントはリバースキングピン(RKP)、リアは高圧縮ゴムのライザーパッドを組み合わせた構成で、体重をかけるとスイング式に負けないくらい深く曲がります。それでいて、深く踏んでもノーズが抜けない。「動くのに安定する」という両立しなさそうな部分を両立させているのがこのトラックの本体です。しかもスイング機構がないぶん軽い。
2. 自分仕様に「育てられる」
ブッシュ交換だけで別物のように性格が変わります。最初は安定寄り、慣れたら深く曲がる方へ。買い替えではなく調整で成長についてくるので、長く付き合えます。
3. デッキをこのトラックに合わせて設計している
LINKUPのデッキは全モデル、TripleS 160mmに最適化して設計し、実走テストしています。このデッキはブランドの本国であるスペインのStation本社にも採用されて、逆輸入されるかたちで向こうのライダーが乗っています。
サーフィンで例えるなら、こちらはツインフィンやトライフィンの感覚。ターンの後半でテールをぐっと踏み込んで加速する、あの「ドライブ感」を陸で再現できます。リアのライザーパッドがターンの時にしなって踏ん張ってくれるので、後ろに乗り切ったカービングまで押し切れる。あと、スケートパークや道のバンクなど斜面が急な場所ほど、スイング式は衝撃を吸収しきれずワンテンポ遅れるので、RKPの強さが出ます。
言葉で書くより見た方が早いので、YOWと乗り比べた動画を置いておきます。トラックの動きの違いはここで全部わかると思います。
Station TripleSトラック(¥18,480・ライザー&ビス付属)はラバーブッシュ式で、動きが素直。RipTide APSブッシュへの交換で、体重や好みに合わせてとことん追い込めます。サイズはまず160mmが1本あればかなり遊べます(デッキ幅9.5〜11インチ対応)。体重78kgの方ならブッシュは85Aあたりから、という具合に、購入前も購入後もDMでセッティング相談に乗っています。
LINKUPコンプリート(¥47,500〜¥52,500)は、このトラックに自社デッキ(メープル7層、またはカーボン=約20%軽量・実測)、65mmソフトウィール、そしてLINKUPセラミックベアリングを組んだ、店主が実走テストを重ねた組み合わせです。本国採用のトラックにカーボンデッキを積んでも¥52,500=CarverやYOWの上位モデルより安い、というのは小さいブランドの数少ない特権です。
ベアリングだけでも試せます
セラミックベアリング単品(¥6,600)はレビュー★4.8以上・80件超。今の板の回りを良くする一番安いアップグレードなので、「板は買ったばかり」という方はここからでも。30日間の満足保証と2ヶ月の不良交換を付けています。
Stationで実際に滑っている動画は、サーフスケート専用アカウントの@itta_linkup_surfで公開中です。動きの雰囲気はそこで確かめられます。
あとは石川の店主が一台ずつ組んで発送している、というのが大手との一番の違いです。乗り方やセッティングの相談は、買った後もInstagramのDM(@itta_linkup)でずっと受けています。
よくある質問
Q. サーフスケートは何歳からでも始められますか?
始められます。当店のお客様は30〜50代で始める方が一番多く、お子さんと一緒に始める方も多いです。プッシュとターンができるまで、だいたい2〜4週間が目安です。
Q. 普通のスケボーとどちらが簡単ですか?
「進む」だけならサーフスケートの方が簡単です。プッシュしなくても体重移動で進めるので、最初の挫折ポイントが1つ少ないです。
Q. 雨の日でも乗れますか?
おすすめしません。ベアリングが錆びて、デッキも傷みます。雨の日はギアのメンテナンスがおすすめです。
Q. 体重が重めでも大丈夫ですか?
大丈夫です。ただ標準セッティングだと柔らかく感じやすいので、ブッシュの硬さを調整できるモデル(ラバーブッシュ式)を選ぶか、購入時に体重を伝えてセッティング相談するのが確実です。
最後に
どのブランドを選んでも、「体重移動だけでスーッと進む気持ちよさ」は共通です。そこが好きになれたら、あとは長く付き合える一台を選ぶだけ。
迷ったら、身長・体重・目的(サーフの練習か、スノーボードの練習か、シンプルに陸でカービングを楽しみたいか)をInstagramのDMで送ってください。他社ブランドが合いそうなら、そう答えます。
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