スケートボードのベアリング選びで、上達速度が変わる理由
Share
うちのパークで滑ってると、毎回気になる光景があります。
同じくらいのスキルレベルで始めたのに、半年後に差がついている二人。
もちろん練習量や才能の差もあるんですけど、 一番の違いを探っていくと、意外とシンプルなところに辿り着くことが多くて。
ベアリングです。
「そんなわけない」って思う方も、少し読んでいってください。
ベアリングが速い人は、圧倒的に成長が速い
ミニランプでパンピングをする時、ベアリングが重いと脚力の大部分が「スピードを出すこと」に使われます。 速いベアリングなら、その脚力を「トリックの準備」に回せる。
オーリーも、踏み込んでしゃがむ瞬間に減速があると、毎回少しずつエントリーの感覚がズレます。 ズレのない環境で繰り返した回数だけ、体に刻まれていく。
コンプリートのベアリングを使い続けているキッズを見るたびに、 「もったいないな」と思ってしまいます。あの「無抵抗感」を早く体験してほしくて。
ベアリングの差は、スキルの差に変換されます。これは10年以上、毎日スケーターを見てきた実感です。
スチールとセラミック、何が違うの?
ベアリングの中には、小さな鉄の球が入っています。 この「ボール」の素材が、スチールかセラミックかで、回転のフィーリングが大きく変わります。
スチールは安価で丈夫。ただ、高速回転すると熱が出やすく、摩擦で少しずつ抵抗が増えていきます。
セラミックは熱に強く、錆びにくく、回転抵抗が圧倒的に低い。 長時間滑っても、最初のフィーリングが持続しやすいです。
もうひとつ知っておいてほしいのは、セラミックにも「種類がある」こと。
よく見かける白いセラミックボールは「酸化ジルコニウム」。 もうひとつ、黒い「窒化ケイ素(シリコンナイトライド)」があります。
黒玉(窒化ケイ素)は白より軽くて硬度が高く、耐久性がさらに優れています。 航空宇宙・医療分野でも使われている素材で、スチールと比べると比重が約60%。 ボールが軽い分、高速回転時の遠心力による負荷が小さく、より伸びのある回転が続きます。
そして、もうひとつ知ってほしいことがあります。
「セラミック」と書いてあっても、スチールのボールにセラミックをコーティングしただけのものが存在します。 見た目はセラミックでも、中はスチールなので、性能は全くの別物です。 価格が安いセラミックを名乗るものには、このタイプが多いので注意が必要です。
本物のセラミックベアリングは、ボール自体がセラミック素材でできています。 これを「ハイブリッドセラミックベアリング」と呼びます。
B社のSWISS CERMAICが、ずっと無敵だった話
スケートショップをやっていると、本当にたくさんのベアリングを乗ることになります。
Bones、Bronson、Spitfire、Bitin' My Style... 海外の輸入品から国内ブランドまで、数え切れないくらい試してきました。
その中で、ずっと「これが頂点だ」と思っていたのがB社のSWISS CERAMIC。
回した瞬間の無抵抗感と、どこまでも続く伸び。 他のベアリングと並べて試乗してもらうと、違いが分かる人はほぼ全員「あ、全然違う」となります。 それくらい桁違いのフィーリングです。
ただ、今は円安とインフレの影響で、税込み¥33,000を超えてしまいました。
B社への批判では全くなくて、あのブランドの広告費があるからプロの映像が生まれ、 スケートシーンが盛り上がるというサイクルへのリスペクトは、一人のスケーターとして変わりません。
ただ、「価格」が原因であのフィーリングを体験できないスケーターが増えていくのは、 スケート離れにも繋がってしまうと感じていて。
それがLINKUP Ceramicを作り始めたきっかけです。
LINKUP Ceramicができるまで
最初は「それなりのセラミック」を作るつもりでした。
でも工場を回って、サンプルを試して、また別の工場に行って...を繰り返すうちに、 「中途半端に作るくらいなら、作らない方がいい」という気持ちになっていって。
結局、黒玉(窒化ケイ素)のGRADE 5研磨に辿り着きました。 GRADE 5というのは、航空宇宙産業と同じ研磨精度の規格です。 ボールの真球度が高いほど、回転ブレが少なく、リングへのダメージも減ります。
リテーナー(ボールを保持する枠)には特殊強化ナイロンを採用しました。 高速回転時の熱による「引きずり」を最小限に抑えるためです。
サンプルテストで何十個も試して、ようやく「これだ」と思えたものができました。
価格が安いから品質も安い、ではありません。ブランド代・広告費・中間マージンを削って、その分をスペックに全部突っ込んだ結果が¥6,600です。
初回ロット100set、口コミだけで1週間で完売した話
最初は「どれくらい売れるか分からない」という正直な気持ちで、100setだけ作りました。
広告も打たず、インフルエンサーへのPRも一切なし。YouTubeとInstagramだけで告知して、あとは口コミに任せるつもりでいました。
ところが、1set購入してくれた方が感動して2set目を注文してくれるというケースが相次いで。 気づいたら1週間で完売していました。
それが自信になって、2ndロットの製造に踏み切れました。
スケートの本場・アメリカでも
正直、最初は日本国内だけで売れればいいと思っていました。
でも、アメリカのスケートショップからも問い合わせが来るようになって。 今はUSAのショップにも卸しています。
スケートの本場のショップが「これを置きたい」と言ってくれることが、何よりの品質証明だと思っています。
アメリカのスケーターからも「SWISS CERMAICと同等の性能」というレビューが出てきています。 自分たちだけが言っているんじゃないということを、見てほしいです。
→ 気になった方はこちらから(現在2ndロット入荷待ち・入荷通知登録受付中)
「手での空転時間」について
購入後に「思ったより手で回した時の惰性が短い気がする」と感じる方がいます。
これは欠陥ではなくて、設計の話です。
パーツの隙間を極限まで詰めているので、指で弾いた無荷重の状態では短く感じます。 でも実際に体重をかけてスケートした瞬間、荷重がかかった状態での回転性能が全く違います。
「ブレのない安定した高速回転」が本物のセラミックベアリングの証で、 これは乗って初めて分かる感覚です。
どんな人に向いてるか
コスパ重視の方へ:
¥8,000〜¥15,000のベアリングと比較するなら、間違いなくLINKUP Ceramicの方が上です。 価格が安い分、成長に使えるお金が増えます。新しいトリックを練習できる回数が増えます。 ベアリングへの投資は、直接スキルに返ってきます。
性能重視の方へ:
¥33,000のSWISS CERMAICと比べて、恥ずかしい性能は作っていません。 自信を持って言えます。本当に乗り比べてほしいです。
始めたばかりの方へ:
最初に良い環境で練習した分だけ、上達が速くなります。 コンプリートのベアリングから変えるだけで、全然違う世界が広がります。
自画自賛ですが、同価格帯のベアリングとは本当に勝負になりません。
「すぐに壊れた」があれば保証します。それくらい自信があります。
「この価格で、ここまでの走りが手に入るんだ」という体験を、ぜひ。
→ LINKUP Ceramic Bearings の販売ページはこちら
``` ---